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クッキー作りは、それぞれの得意な面を生かして、すばらしい流れ作業。

遊ゆうかぼちゃのお家/まねきねこ探検隊

今回は、無認可作業所「遊ゆうかぼちゃのお家」を訪ねました。

かぼちゃさんでは、クッキー作りと販売をしています。クッキーは2種類、チョコチップとレーズンドロップです。厨房で見学しました。クッキー生地を、シリンダーにかぶせた絞り出し袋に入れて、天板に絞り出して、オーブンで焼きます。焼く間に次の生地を絞って、道具の洗い物もして、棚になおします。

弁当配達のちらしのポスティングも行きます。弁当の食券づくりや、ちらしに絵を描く作業もします。弁当は、市の委託事業として、お昼に配達しています。ボランティアさんは車の運転、階段登って配達はメンバーさんです。

ねつけ(根付: 写真参照)も作ります。だるまさんは、手作りです。鈴がついていて、りんりん鳴ります。いろんな色があって楽しいです。お弁当配達のお客様に、お誕生日にプレゼントします。

作業の他に、お習字もします。お習字ノートに、先生のお手本を見て書きます。ガラスだま作りもはじめました。 ねつけは一般販売もしています。「げんきだいじょうぶ」のカードは、人前で字を書くことが苦手だったメンバーさんが、お習字で自信をつけて、書きました。毎日のお供に、いかがですか?(は)

地域と接する体験、みんなを変えた

弁当配達を始めてから、皆さんは大きく変わられたそうです。お客様に「ありがとう」と心から感謝される経験、地域の人々と日常的に接して(お弁当づくりは、地域ボランティアにお願いしています)社会に出かけていくという経験が、こんなにも力になるのかと驚く程だそうです。もちろん、外に出れば、いわれのない仕打ちを受けることもあります。作業所に帰るなり、くやし涙を流すこともあったそうです。

「みんな社会性が身についたり、本当に変わりしました。現在取り組んでいる就労実習などの就労支援も、弁当配達に取り組む以前なら、始めなかったかもしれません。」と、一緒に泣き笑いしてきた西原さんたちは語ります。

(2007/02/20)



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