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まねき猫通信116ひきめ(2012年3月2日発行)WEB版

ふりがな対応のまねき猫通信pdf(抜粋)版

トリの眼・ムシの目・ニャンコの目(巻頭コラム)

全体主義は「上から」の政治的抑圧や軍と警察による弾圧だけで生まれるのではなく、大衆が抱く不安や不満を基礎に「下から」の熱狂的支持があってこそ、成立する。ファシズムは民衆自身の運動だから、人気のないファシストなど存在しない。それが証拠に、先日『朝日』が行った世論調査では、橋下大阪市長率いる「維新の会」が国政でも影響力を持つ議席を獲得して欲しいと願う人々が54%に達したという。ファシスト橋下を支持する大衆が、眼前に存在する。だから、単に民主主義の擁護を唱えるだけでは、ファシストとファシズムを論破することはできない。

「ナチスが共産主義者を襲ったたとき、少し不安だったが自分は共産主義者ではなかったので何も行動に出なかった。次にナチスは社会主義者を攻撃した。自分はさらに不安を感じたが、社会主義者ではなかったから何も行動に出なかった。それからナチスは学校、新聞、ユダヤ人などをどんどん攻撃し、そのたび自分の不安は増したが、なおも 行動に出ることはなかった。それからナチスは教会を攻撃した。自分は牧師であった。そこで自分は行動に出たが、そのときはすでに手遅れだった」とニーメラー牧師は 回想する。「回想」せずにすむように、勇気を出して闘おう!(パギ)

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