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まねき猫通信188ひきめ(2018年3月11日発行)WEB版

ふりがな対応のまねき猫通信pdf(抜粋)版

トリの眼・ムシの目・ニャンコの目(巻頭コラム)

 スポーツは大好きだがオリンピックは大嫌いだ。特に、日本のテレビ放送の「日本贔屓」は眼に余る。酷い時には、当該競技の優勝者の名前すら知らせずに「日本の○○選手は残念ながら×位に終わりました」でお茶を濁す。金メダルを取れば取ったで「日本中が感激しています。日本のメダルはこれで×個となりました」と騒ぎ立てる。日本国が偉いんじゃないんだよ、その選手の名誉じゃないか!声を大にして叫びたい

日の丸の旗を誰気兼ねなく堂々と振りかざして「ニッポン、チャチャチャ」を大合唱すれば、ナショナリズムは否応なく高揚し、「日本はスゴイ、日本はイダイ、日本はサイコウ」という国民感情が醸成されていく。この空恐ろしい一体感、この底知れぬ画一性、このえも言われぬ民族主義は、ファシズムの原子炉だ。原爆から原発が醸成されたように、オリンピックが戦争に直結していると看取するのは筆者だけだろうか?

パラリンピックはこの上なく悍しい。「頑張っている障がい者」「障がいをもろともせず輝いている人々」を、これでもかこれでもかと演出して「素晴らしさ」をアピールする。まるで、日常では排除・隔離・差別している「負い目」を必死で隠すように、障がい者に拍手喝采を送る。大嫌いだ!(パギ)

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