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まねき猫通信87ひきめ(2009年10月2日発行)

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トリの眼・ムシの目・ニャンコの目 (巻頭コラム)

民主党が圧勝して、衆議院で308議席の巨大与党になった。あまりにも非道かった「小泉・安倍・福田・麻生」の8年間、民主党の選挙コピー通り「国民の我慢も限界」に達した証だ。しかし、政権交代という「激動」に感動がない。ましてや歓喜の情など沸かない。変わったのは政治家の顔ぶれで、根本的に生活が良くなる予感もない。

投票率は69%、そのうち民主党の得票率は45%。有権者三割の支持で64%の議席を得た地滑り的勝利は小選挙区制度の賜物であって、決して民主党の「実力」ではない。今回の交代劇は「民主の勝利」ではなく「自民・公明連立政権」の瓦解で成ったにすぎない…と、政権党の諸君は肝に銘じているだろうか。

「国民の生活が第一」と謳うなら、格差社会の元凶『労働者派遣法』を解体すべきだ。『障害者自立支援法』に変わる法律を制定し、改悪された『教育基本法』を元に戻す。何よりも「小選挙区制度」そのものを廃棄する…だろうか?

冤罪や不当労働行為の被害者、沖縄の米軍基地被害の当事者、参政権のない定住外国人、先住権を奪われたアイヌ民族、幾百万の生活保護世帯ーー「限界で我慢」しつつ生き抜いている人々の声は、どこに届くのだろう?(パギ)

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