グループホーム再編反対の署名活動について

今、厚労省が「グループホーム(共同生活援助)」の制度再編を検討しています。総合支援法3年毎見直しの中でも2024年度実施に向け年明け国会審議など先行した動きになる勢いで、当事者・関係者によく知らされないうちに次のような見直し再編案が進められています。

(案1)*障がいの軽い人は3年ぐらいで一人暮らしできるようになってください。グループホームは訓練のための通過型利用で期限が来たら利用終了、出ていってもらいます。
(案2)*障がいの重い人は施設のようにまとまって世話人がもっと効率よく介護をこなしてください。重度の人には介護給付費として報酬を出すことにするので入居者の介護はホームの職員でやってもらいます。個人対象のヘルパー利用は原則できなくなります。

現在全国で14万人以上の人がグループホームで暮らしています。入所施設などから地域に出てきた人たちと家族と別の暮らしを始めた人たちです。以前は施設か家族にゆだねてきた支援を、グループホームが増え国の支援費がかかるようになってきたので、効率よく削減する考えです。

特に大阪ではグループホームは、障がいのある人が地域で暮らすための大切な場として、大きく利用が広がっています。日常生活上で必要なケアを受けながら、自分らしい暮らしを作り上げていくところです。ぷくぷくのグループホームでは、一般の自宅でも利用されている福祉サービス(ホームヘルプやガイドヘルプなど)や医療的な手当をホームの中でも受(う)けて、訪問医、訪問看護師、訪問リハビリ、訪問歯科、ヘルパー、相談員など様々な機関や支援者が、利用者一人ひとりのニーズに合わせて関わっていただいています。支援者より本人の思いをくみ取ったり、本人の要望を受けながら、コーディネートしながら、地域での生活を維持できるようにしています。

様々な支援を受けて一人ずつ違う生活を積み重ねてきているのに、他のサービスや支援を利用できなくなるとなれば、グループホームの運営自体を継続していけなくなります。

何としても拙速な再編検討をストップさせたいところです。ご知人、ご近所にも呼びかの程よろしくお願い致します。

1.緊急行動ネットワーク署名の要請文
2.緊急行動ネットワーク呼びかけ文
3.資料
4.団体署名用紙
5.個人署名用紙

オンライン署名でご賛同いただく事も可能です。
オンラインchange.org署名はこちらから